キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [7] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [7] - ページ 79

ページ: 79

翻刻

 仕之由被申遣蔵人返事に扨は我等ゟ跡に御  乗候而御座候哉拙者儀は少々而茂敵近き所  か春きに而御座候間夫江不参候夜に入て敵  突て出る事も可有之との御気遣ひ無余儀候  其段は我等是に罷在候間御気遣有間敷候由  如何に茂春祢多る返詞也使今枝甚左衛門大  坂尓ても手に合常之者尓ては無之故有之侭  に申春作州?に被聞届不苦其侭置候得多分  暮に及ひ候はゝ詰之丸ゟ敵突て出る事可有  之候其時崩来は必定也若蔵人足軽に打雑し  被突立崩候はゝ蔵人共に込て討てと下知せ  らるゝ作州床机に懸り侍僅三十騎斗りに鑓  ふ春多を作て敵今や出ると待懸給渡辺杢太  夫与云出頭人預り之持筒拾挺斗持せ来て前  を堅る蔵人は鉄之楯を取寄我前に立させ自   身鑓を持て夜之明方迄手強く防かるゝに付  敵突て出る事無之然処に伊豆守ゐ下知先手  鍋島江被相渡後陣之衆何も引退く様に与再   三軍使有之に付美作守父子は鍋島後陣に被  引取蔵人は父左衛門佐与云強将跡ゟ来る伊