キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [7] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [7] - ページ 80

ページ: 80

翻刻

 豆守下知も不聞入暫堪給ふ与云共頻に伊豆  守ゟ下知有之に付寺沢後陣江引取是は伊豆  守心持有之令下知かと申候其外諸大名衆は  何も二之丸三之曲輪に詰懸け座備にて御座  候事 又曰二月廿七日之夜鍋島陣江突而出る評議を  春る其手組は先手三千人弐手にする青着物  大将有江監物二之手に弐千五百人白着物大  将日野江雅楽頭右之両手鍋島陣江無二尓切  て出る備也但鍋島之手江出る先手三千之内  弐百人陣屋〱尓馳入火を懸け或は馬を切て  放せと役人を定白き布旗を余多持せ出して  爰かし古尓立置候得与相定る是は野も山も  敵と思已する謀也相詞は鼠か猫とことふ相  印は右之肩を片はたぬき又荒縄尓て一やう  尓鉢巻之向ふ尓クルスを立へし弐千人《割書:着物|袖なし》  大将野崎対馬島原口浜辺岸に添て出る細川  陣江丸く成て突懸る備也此外百人水練之達  者を春くつて海におよかせ磯に上て後之山  に隠居て夜討凱を上は寄手之陣屋に走り入