翻刻!料理本の世界

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西洋/料理新書 - 翻刻

西洋/料理新書 - ページ 23

ページ: 23

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窒素(ちつそ)炭素(たんそ)を分解(ぶんかい)してアムモニアカ《割書:揮発灰(きはつくわい)|汁塩(しるえん)》 と炭酸(たんさん)を為(な)さしむるを以(もつて)説(と)くなり或(あるひ)は唯(たヾ) 有機体分(いうきていぶん)を溶解(ようかい)する為(ため)の媒物(ばいぶつ)なるを以(もつて)説(と) くありこれ即(すなはち)其(その)分解(ふんかい)に至要(しえう)なる媒物(ばいぶつ)なれ ば今(いま)其(その)媒物(はいぶつ)を得(う)るに由(よ)り其(その)元質(げんしつ)をして此(こ)の 流動態(りうどうたい)に至(いた)らしむるの物(もの)として説(と)きしな り右(みぎ)の故(ゆへ)を以(もつて)食塩(しよくゑん)沙糖(さたう)酒精(あるこーる)等(とう)の諸品(しよひん)其(その)防(ばう) 腐(ふ)の能力(のうりよく)何(なに)に由(より)て然(しか)るやこれを論(ろん)決(けつ)して 明(あきらか)なること十分(じうぶん)なりと云(い)ふべからず水中(すいちう) 若(ことし)し食塩(しよくえん)沙糖(さたう)等(たう)を飽和(はうくわ)すれば其(その)有機体分(いうきていぶん) を溶解(ようかい)するの力(ちから)を多少(たせう)奪却(だつきやく)すと云(いふ)は最(もつと)も 至当(したう)なる疑案(ぎあん)なり 第三 温気(おんき) 肉類(にくるい)及(およ)び其他(そのた)の動物(どうぶつ)より取(と)る所(ところ) の食品(しよくひん)盛暑(せいしよ)と隆冬(りうとう)とに於(おい)て腐敗(ふはい)するの遲(ち) 速(そく)夐然(けいぜん)として異(こと)なるを見(み)れば気(き)の寒暑(かんしよ)は 正(まさ)に大(おほひ)にこれが変動(へんどう)に関係(くわんけい)することを察(さつ) すべしこれ即(すなはち)其(その)腐敗(ふはい)経過(けいくわ)の為(ため)に右(みぎ)の差異(さゐ) を生(しやう)ずるなり凍点(とうてん)の上(うへ)一(いち)二(に)度(ど)にあるとき