翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

柚珍秘密箱 - 翻刻

柚珍秘密箱 - ページ 21

ページ: 21

翻刻

   /■漬(みそつけ)/柚干(ゆびし)仕方 一これも竪(たて)に四つ切にして。あまはだをすきとり 酒に一日一夜/漬(つけ)。/翌日(よくじつ)取り出し。其侭(そのまま)出して/■(みそ)に 漬(つけ)る也。凡八日か十日ほどにて。取出し/能(よき)天気に 干(ほす)なり。但し下へ藁(わら)をしき。其上にならべて干(ほし) 候へば。早(はや)く干(ひや)がるなり    柚一/種(しゆ)/吸物(すいもの) 一これはすまし汁(しる)のかげんよくして。柚のふくろを 【柚の房の絵 房の内側から引き出し線】此所を切。袋をひつくりかやし。吸もの/椀(わん)に 三つほどさきへ入れ。/前書(せんしよ)にある■(みそ)つけの柚を 見合に切。煮(に)て一つ入也。汁(しる)はからくなきやうにして 少し/葛(くず)を引もよし    同/手取(てとり)吸もの 一かきもちをこげぬやうに火どり。塩(しほ)あんばいの 汁(しる)を煮(にや)し。右かきもちを/小角( 〵)に切。二つほど入れ 其と へ汁(しる)を入る也。扨右にしるす柚の袋(ふくろ)をひつ くり返(かへ)し三つほど入。すぐに蓋(ふた)をして出す也 酒のうへにては一だんの吸もの也