翻刻
柚/砂糖漬(さとうつけ)仕方
一是も右のごとくほそくせんに切。あたため酒に
つけをき。取上/雫(しづく)をたらし。くろ(くろ)さとうにつけ
十日ほどして取出し。黒とうをとくとをとし
一/夜(や)/外(そと)にをき。/夜露(よつゆ)にあはせ。/翌日(よくじつ)白砂糖に漬(つけ)
申候也。是も三十日ほどには漬(つか)る也。久しくをけは
一だんの漬(つけ)もの也。 ひかたは。さしみ。さげ■。取
さかな。すいもの。
柚/煮染(にしめ)の仕方
一もち柚の実(み)を出し。皮(かは)ばかりを見合に切りて
酒にてざつと煮て。一度水にて洗らひ。薄(うす)醤油に
酒を少し合て煮る也。但し/焚過(たきすぎ)ぬやうにして
さとうを少し入てよし
柚/醤(あへもの)の仕方
一これもみ(み)をさり。かわ(かは)の所を小才に切。又は中せんに切
/熱湯(にへゆ)にざつとつけ。取立てて暫(しば)らく白さとうにてまぶして急(いそ)ぎ候節には。■(みそ)に白ごまをすり合せ
是に/焼栗(やきぐり)か。くわいか。/若根(わかね)かを煮(に)て。小才に切入る