翻刻
【右丁】
【上段】
たらないさん
用のぜにを思ひ
だすやふにみん
ながあたまを
わりしておもひ
だしたところが
友切丸せんぎの
ためいきうが
さしたる一 ̄トこし
こそ友切丸に
さうゐないと
せんぎしけるが
伊久もかたき
やくなぞといふ
事はいつの事六
百六七十のらう
しんなればねこの
やふになりてうつ
かりとしていける
ゆへいつか友切丸は
人にとられはり
ぬきのほん〳〵となる
わきざしととりかへ
られた事は夢にも
【左丁】
【上段】
しらずこんな
めんどうな事は
としがよつては
こんがうすく
なつていやた〳〵と
たかひにむちやに
してしまう
此ときあげまき
こふまきに
あてられ
はちまきを
してしらん
かをゝして
ゐる
松まきで
しアヽをおしなから
ミゝたらいへ
あげまきを
する
【右丁】
【下段】
かんへら門とへみゝが
とをくなつてこんなでいりは
めんどうがりしらんかを〳〵してゐる
さし
こんでぬく
 ̄ソレぼん
またさす
それほん
それさす
ほん
なか〳〵
おもし
ろい
もんた
【左丁】
【下段】
友切丸と
おもつたら
松谷
どんの
とも
さし
丸た
あさかをせんべい
あけまきかまきつつに
むねかわるくなり
かたまきせんへいと
なり
かたくなつて
これもしらぬ
かを〳〵して
ゐる