翻刻
男 蒲焼火性(かばやきのひしやう)
女 山芋土性(やまのいものつちしやう) わろし
【上段】
かばやきの火しやうねんぢうぶらり〳〵と
ぬら?づいてくらしゑとまへにすむかとすれば
たびやいろのかをかけあるきてうなんぎを
するうまれなりやまのいものつちしやう
これもちうとにぶら〳〵と
いちもんだこの
とんびとろゝ
しるのごとくはし
にもぼうにも
かゝらぬみの
うへとなり
うなぎはさかるゝ
ものゆへふうふの
なかもとかくさかれて
たがひにむねを
こが□て?くるしみたへず
いつしやうさんしやうからき
よをわたるべきいんゑんなり
四方の先生のうたに
〽あなうなきいづくの
山のいもとせを
さかれてのちに
みをこがすらん
【中段】
〽ゑどまへでも?おいらは
すじのわかつた
男だがなぜか
しやはせがわり?い
ずいぶんたつしやで
まつていや
【下段】
〽かならずあなばいりして
つりばりにかゝつてくだ
さんすななまづなら
ひやうたんでおさへて
とめも
せうが
とめて
とまらぬ
いもの
みちじや
わいなァ
かなしや
〳〵