みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE1

三世相出雲當座帳 上下冊 - 翻刻

三世相出雲當座帳 上下冊 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

【上段】 男 連木木性(れんぎのきしやう) 女 摺鉢土性(すりばちのつちしやう) 大きにわろし おとこすりこきの木しやう わづかのたなの下にぶらついて くらしまたはすりこ木にはねの はえたるごとくそこらあたりを とびあるきあしのすりこ木に なるほどかせぎてもいつたい 大ざけくらいにてねんぢう かつぱやのすりこ木の ごとくあかいかほをして くらしついにはしんせうを ころりさんしょの木と やらかしてしまふもあい しやうのあしき女に ゑんをくみたるゆへなり すりこ木とすりばちは ふうふけんくわのどうぐ なればいさこさはたへぬ はずなりにようぼうは うぬがすりばちのつち しやうをわすれてわれる ほどのこゑをあげてぐわう〳〵と くちをきゝあるきからみそをあて ながやぢうににくまれみそを つけることたび〳〵なりていしゆが すらのといふとにようぼうの すりばちこんじやうわるく いたのまぢうをにげあるき ついにりやうあしにいつ ぱさまれあげくのはて にはぶちこわされて おけのたがをはめられ とうがらしのはちうへと なつていつしやうつらきめを みるもさだまりたるいんゑんなり うたに 〽こんれいにわつて   くやしきすりばちの   みぢんに      なりて    なんと      すりこ木 【中段】 〽こいつみそしるがてんじやうへ  のぼつてふざきやァがる  いきたすりこぎやらうさまだ  おれがかきまはしたが  どうした    すりばち      あたりめが 【下段】 〽われなべ ごゑでやかま      しい しづかに さつせへ これさ〳〵 ○われなべに  とぢ    ぶたの    ふうふ  あいだなの  おたがい  ちやうざゑ  もんにて  けんくわの  とり   さへに   きたる 〽それほど  おゝくば    なぜ    わつて きず    ものに    した   もとの   やうに    しや