能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

なり千束姫の神社立給ふ式内の神社也権現本社 は釈迦女来といふ祭礼は毎年八月廿六日廿七日高山の 絶頂にあれは常に風あらき故に社の廻り土手を 築崖にあり又此御前の北に当て陰陽の瀧とて 不思義成瀧有瀧口二ッになりて有 雄(ヲ)瀧といふは 銚子口より水落て一月の中上十五日水落て越中 氷見の庄小米川等の源なり雌瀧は下十五日洞口ゟ 水落て能州子浦川の源なり寔に希代の不思 義の瀧也其上此辺は山深く清静の地にして 折々天人あまくたり遊ふ事有と所に言伝へり又 此辺に能き髪刺砥出る所あり御留山にて伐出す 事ならす春の比は猿か馬場又朝日姫ヶ谷抔とて 面白き所々数多あり蕨■■せんまいの名物なり 此宝達境を押水大海の庄押水北の庄押水中の 庄とて村々多し是を押水三郷といへり此処を 押水といへるは紺屋町村といふに昔弘法大師与へ 給ふ水有杖にて岩を押給へは水出しより押水 の井といへり是を以押水の名有又此村に岡部の