能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

金栄山妙成寺は羽喰郡土田庄瀧谷村にあり 法花宗にて永仁年中日像上人の開基の御寺 にて北陸道第一の一寺の法花の道場たり寺領 百弐十石余中興黄門利常公御母公寿福院殿御 菩提所にして諸堂御建立ありて組物彫物等手 を尽し法花七堂伽藍作にて言語にも断し たる御寺なり中にも番匠の名人山上何某の作 れる名物の五重の塔有寺中に七坊の棟をならへ 其外末院処々におふき大地の御寺也又宝物数 多あり中にも日蓮上人日朗上人日像上人三幅対 の曼荼羅伝教大師真筆の真経一巻水晶の塔に 入てありこう弘法大師咋木の桜にて彫し給ふ法花 経の板木六部り是は若木山法住寺の什宝なり しに今此寺あり事伝言謂あり兆典司画る涅槃絵 一軸是も一ノ宮の什宝のよし菅相丞公の御筆の一軸 利長公御直筆の当寺境内陣取の絵図の一軸其外 宝物多し略すいつれも常は宝蔵に入開帳あた はす又隠倉の時奉行青袛相兵衛寺伝の定書