能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 32

ページ: 32

翻刻

就には見ゆるといへり又梨谷小山村に阿良加志彦 の神社立給ふ御神躰は大石にていつれの御像石 にやしれす又釈迦堂村の氏宮は御神躰丈六の 釈迦如《見せ消ち:成|来》なり則社地は大寺の跡なりしとて 礎に残りあり又直海村といふには瀬戸彦神社 立給ふ又仏木村は山中にあり元は仏切村といへり 是は《見せ消ち:俄|峨》山和尚の御弟子梅山禅師此所にて盗 賊にあひ給ひし時寺仏の観世音身代わりに立 給ひしゆへなり越前国松尾の龍沢寺は此梅山和 尚の開基のおさくといふ大蛇を化尊ありし縁起 等に委くあり 又福野の潟は壱里に弐里余の昔潟なりしに今は 館村館開村抔とて村多くあり館村廓跡あり 城主土田何某のよし福野干瓢とて多此 辺にて出来して所々え出るなり     弥生の頃此潟辺りをふ風来せしに     逍遥もすへき所なく唯渺々たる