翻刻
石自然の詠め言葉にもつくしかたき体景
なり去によつて露地を作には此処の様に移す
といへり宝永の比浅香の何某此所に
今更に心もなきぬ波風に 久敬
あらきの浦の名かたゝすして
此所浪あれには往来なりかたき事あり上の山
へあかり四五町廻る也又家加州往《見せ消ち:成|来》にある
亀石は此所よりあかりしとて其雌石とて有
是も亀形のさなからなり又此所を義経通り
給ひし時狂哥ありしとて所にいひ伝へり
義経か身のさひかたなときに来て
あらきの鞘へ入にかなしき
神代川尻より四里弐十五町本馬
冨木 百六十七文軽尻百四文人足五十弐
文一五の日市場なり