能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 56

ページ: 56

翻刻

地を蛍山和尚に与へ此所に来り一宇むすひ《見せ消ち:任|住》給へ り本方不動明王の二尊安置あり一躰は脇見の 不動とて白山権現の御作のよし一躰は弘法大 師の作なり其外恵心僧都の作の不動運慶作 の本尊弥陀弘法作の不動の尊像板木裏表に 彫てあり同作の大黒天の板木あり其外宝物有 略す委は縁記【起?】にあり中比賢覚律氏師は道徳 の人にて毎日護摩修行ありけれは護摩堂の 御坊と人々呼り則利家公御寺領御墨付にも護 摩堂あり又辺に寺跡あり新善光寺といひし 由此寺の本尊弥勒菩薩は恵心僧都の作にて則 宝泉寺にあり     新善光寺の事名のみ残りて   古寺やいさことて見松の風 又涙川大明神の社あり近郷□拾三ヶ村の宗社也 昔大社にて別当宝泉寺神主は道下村四柳氏也 則かな川とて前へ流るゝをいふ祭礼