能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 7

ページ: 7

翻刻

浜の石崎抔所海売きて嶋国なりしといへり 日本の北嶋の陰国にして鬼門たり始は越中の 内にても鬼界ヶ嶋といふて人も住す有し によつて化鳥大蛇住て人を取喰ふ是は 第六天の魔王我国を取かへさんとあまくたり て神力降魔の通力失せ行所なき外魔の 集り所なりしと気多の御神此変化を退治 ありしより次第に人家出来て一国となれり 今も山田の龍大明神鷲嶽八幡宮等の縁 起に残れり又俊寛僧都丹波の少将平 半(判)官 三人の配所も此能登にて所々其旧跡有中 にも留木の■打山といふに俊寛三拾三所の観 音を移して順礼ありしとてあり又成経 康頼帰《見せ消ち:路|洛》祈りの為三熊野権現を勧受あ つて毎日社参ありしとて熊野方といふに 権現の大社あり又聞両人帰《見せ消ち:路|洛》ありて内府 平の重盛に此事聞給ひ元より三熊野は本 家信仰の御神なれば御神躰を越中の闇野