能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

又高松より今濱まての半途に大海川後川とて あり是は能州なり和漢三才図絵に河尻ゟ金沢へ 六里と有昔は此浜辺にありて駅なりしに水難に 退転して河尻村は今山手にありて今小村也 此川尻川は常は歩渉りなり出水には海際 入 て危くあやまり有てすいりとは俗言にして 誠は砂落入て踏所さたまらす歩む中に足 深く砂に入て或は死する者有能州第一の六ヶ敷 川なり尤出水には川上に弐つ家村とてあり 其向に渡り瀬あり今濱より南の里人は高枩 への往来の道の瀬なり不案内の者は人の渡るを 見て渡るへし此川の源は宝達の牛首村山より 一筋同瓜生村山より一筋なかれて上河合村といふにて 合流す又此川筋にて取る鮒銀こりとて名物也 又弐っ家村に弘法の名号石とて石毎に文字す われり石畑中にあり      今日も快晴なるまゝに浦半の細引      も目さましくて詠にあかす漸と