東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

料理通 - 翻刻

料理通 - ページ 123

ページ: 123

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【右丁】   葛(くず)をとくなり   黄色(きいろ)は山梔子(くちなし)を水につけおき右の黄水(きいろのみづ)にて分(ぶん)   量(りやう)同断(どうだん)なり   扨(さて)葛(くず)をよく鮮(とき)すいせん鍋(なべ)へ入れむらにならぬやうにかき   まぜ厚(あつ)くならぬやうにして湯(ゆ)を煮(に)てて波(なみ)のたヽぬ   やうに水せん鍋(なべ)を湯(ゆ)の上(うへ)へかざし一面(いちめん)に白(しろ)くなりたるとき   なべを湯(ゆ)の中(なか)へ二三べんもくゞらすべし水色(みづいろ)になり鍋(なべ)の   底(そこ)見ゆるやうになるべしそのとき布巾(ふきん)にて水気(みづけ)をとり   巻(まき)ながら取(とり)なをす也大きく巻(まく)には幾枚(いくまい)もかさねかけて 【左丁】   巻(まき)小口(こくち)より切(きる)べし   砂糖蜜(さとうみつ)は氷砂糖(こふりさとう)五拾目へ水(みづ)壱合の割合(わりあひ)なり     金(きん)てん銀(ぎん)てん 一 かんてんるいは水(みづ)たくさんに拵(こしら)へゆるきほど和(やはらか)にて自由(じゆう)に   なるなり堅(かた)すぎれば折(をれ)るものなり三品(さんぼん)の砂糖(さとう)すこし   入れべし角(かく)かんてん壱本(いつほん)には水(みづ)七/合(かう)ほどにてよし     葛松魚(くずかつほ)   葛(くず)かつほは先(まづ)極上(ごくじよう)の葛(くず)をこまかに摺(すり)小豆(あづき)の煮汁(にしる)にて   かたくねり布巾(ふきん)の上(うへ)へ魚(うを)の片身(かたみ)おろしたるごとくにのべ血合(ちへ)の