← 前のページ
ページ 125 / 137
次のページ →
翻刻
【右丁】
一 何(いづ)れもよく〳〵こまかにふるひ製方(こしらへかた)は右(みぎ)と同断(どうだん)じよたんにて仕上(しあげ)る也
子持海苔(こもちのり)
一 極上(ごくじよう)の長芋(ながいも)をやはらかに湯煮(ゆで)皮(かは)をむきすいのふにて裏(うら)
ごしになし三品(さんぼん)の白砂糖(しろさとう)と焼塩(やきしほ)にて味(あぢ)をつけ品川(しなかは)のり
に薄(うす)くのべ一日(いちにち)干(ほし)思ふまゝに切(きり)じよたんにかけて仕(し)あげる也
湊田楽(みなとでんがく)
一 豆腐(とうふ)を摺鉢(すりばち)にてよく〳〵すり毛(け)すいのふにて裏(うら)ごしに
なし品川(しなかは)海苔(のり)にほどよくのべ三桝(さんしよう)醤油(せうゆ)にて付焼(つけやき)に
するなり蒲焼(かばやき)にてもよし
【左丁】
慈姑蒲焼(くわゐかばやき)
一 くわゐをよく摺(すり)おろしうどんの粉(こ)を少(すこ)し入れ浅草(あさくさ)
海苔(のり)にのべ油(あぶら)にてあげ串(くし)をうち蒲(かば)やきに焼(やき)なり
琥珀胡桃(こはくくるみ)
一 飯田(いひだ)くるみを極熱(ごくあつ)き湯(ゆ)に漬(つけ)しぶ皮(かは)を去(さ)りみりん酒(しゆ)
と焼塩(やきしほ)を煮詰(につめ) 味(あぢ)をつけるなり
玉章長芋(たまつさながいも)
一 長芋(ながいも)を短冊(たんざく)に切(きり)塩水(しほみず)に漬(つけ)て一 ̄チ夜(や)おくべし自由(じゆう)に結(むすば)るゝ
なり扨(さて)いく度(たび)も水をかえ塩出(しほだ)しをして竹(たけ)のひごにてとめ