東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

料理通 - 翻刻

料理通 - ページ 129

ページ: 129

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【右丁】   よく煮(に)つめ金杓子(かねしやくし)に一ぱいほど酢(す)を入(い)れ漬(つけ)るなり何(なに)   にても是をあちやら漬(づけ)といふなり      巻独活(まきうど) 一 独活(うど)に味(あぢ)をつけ二寸くらゐに切(きり)千枚漬(せんまいつけ)の紫蘇(しそ)の葉(は)   菠薐草(はうれんさう)の葉(は)などにて巻(まく)なり      定家煮(ていかに) 一 焼酎(せうちう)と焼塩(やきしほ)にて味(あぢ)を付(つけ)煮(に)るを定家煮(ていかに)といふなり      蒲萄羹(ぶどうかん) 一 ぶどうをはぢき種(たね)をとり能(よく)摺(すり)てぶどうの水(みづ)壱合ほど 【左丁】 ならば葛(くず)の粉(こ)八勺(はつしやく)ほど入れやき塩(しほ)にて塩(あん)排(ばい)し火(ひ)にかけ よくねりあわせ筥(はこ)にながして水(みづ)に冷(ひや)しさめて後(のち)庖丁(ほうてう)すべし      金糸牛房(きんしごぼう) 一 牛房(ごぼう)をいかにも細(ほそ)くうち洒(さら)して榧(かや)の油(あぶら)にて揚(あげ)るなり      巻蓮根(まきれんこん) 一 蓮根(れんこん)の四方(しはう)を去(さ)り幾本(いくほん)も組(くみ)あはせ平干瓢(ひらかんひやう)にて巻(まき)な   がら葛(くず)の粉(こ)をふりかけかたく巻(まき)しめ胡麻(ごま)の油(あぶら)にてあげ   味淋(みりん)と醤油(せうゆ)にて味(あぢ)をつける也/牛房(ごぼう)にても同(おな)じことなり      思案麩(しあんふ)