東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: コレクション 2

料理通 - 翻刻

料理通 - ページ 133

ページ: 133

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【右丁】 沢辺(さはべ)流 《割書:拵かた|次のへんにあり》        花(はな)かずら 《割書:乾物店(かんぶつたな)に|  あり》 松風慈姑(まつかぜくわゐ)   同断  花昆布(はなこんぶ)    同断 海棠花(かいどうくわ) 《割書:遣(つか)ひかた|次のへんにあり》        かんらん 《割書:薬種(やくしゆ)にて| 毒(どく)けしなり》 ごもく卯(う)の花(はな) 同断 筏(いかだ)牛蒡    同断 沖(おき)の石(いし) 《割書:砂糖(さとう)づけも|   あり》        橘(きつ)ぴん《割書:乳柑子(くねんぼ)の|砂糖(さとう)つけなり》 鼈甲(べつかう) 《割書:さつま芋(いも)の|油(あぶら)にて揚(あげ)たる也》        海(かい)ふん 《割書:毒(どく)けしにつかふ|薬(やく)しゆなり》 べいしん 《割書:拵方次の|篇(へん)にあり》 【左丁】 料理(れうり)には種々(しゆ〴〵)の古実(こじつ)ある事(こと)にて伝授(でんじゆ)事(こと)おほし 素人(しろうと)料理(れうり)にあづかる事(こと)にはあらず原来(もとより)この小(しよう) 冊(さつ)は只(ただ)一興(いつきやう)の見合(みあはせ)なるのみなれば実(じつ)に児女童蒙(じぢよどうもう) のまヽごとの一助(いちぢよ)にしてあへて事(こと)しり顔(がほ)にしるしあげて庖(れう) 丁人(りにん)の為にするものならねば杜撰(づさん)麁漏(そろう)をとがめ給ふにも あたらず且(かつ)会席(くわいせき)といへども諸流(しよりう)の茶人(ちやじん)にたよりてしる すにはあらず当時(たうじ)流行(りうかう)ぶりを専(もつはら)としてその拙(つたな)き をいとふことなく割烹店(れうりや)のおもむきをのせたるものなり 猶(なほ)無遅滞(ちたいなく)篇(へん)を続(つい)で流行(りうかう)を著(あらは)し一笑(いつせう)に備(そなへ)んのみ