← 前のページ
ページ 34 / 137
次のページ →
翻刻
甲(かう)のごとくつや出る也
焼塩(やきしほ)長せんの伝
一 長(なが)いもを極(ごく)せんにうち焼塩(やきしほ)をおろし右の長いも一本
つゝわけて塩(しほ)にくるみじよたんに入て仕上る也
火取(ひとり)蜜柑(みかん)の伝
一 蜜柑(みかん)を小口より薄(うす)くへぎ板(いた)にならべ一日 干(ほし)其上にて
じよたんに入るゝ也
木(こ)の葉(は)かれいほいろの伝
一かれいに一塩(ひとしほ)あて水(みづ)にてよく洗(あら)ひ苧立(をだて)にならべ一日
干(ほし)それよりかなあみにて遠火(とほひ)にあぶりじよたんに入れ
仕上る也
紫蘇(しそ)千枚漬(せんまいつけ)ほいろの伝
一千枚つけのしそ一 枚(まい)つゝへがし水(みづ)にて能々(よく〳〵)洗(あら)ひまた
一枚つゝひろげじよたんにて仕上る也
やはらか煮()の伝
一 生貝(なまかい)赤貝(あかかい)栄螺(さゞゐ)とこふしの類(るい)大根(だいこん)にて能々(よく〳〵)たゝき
其大根こくち切(きり)にして其中へ米(こ)ぬか少(すこ)しくはへ釜(かま)に
入一日一 夜(や)たき火にて能々 煮(に)る也