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【右頁】
【上段】
養生(ようじやう)は長寿(ちやうじゆ)の良法(りやうほう)なりたとへば
ゆきは春きへべきはづの物なれども
これを氷室(ひむろ)にたくはへおげば六月の
ゑんてんにもそのゆききへずこれ
ゆきのようじやうよきゆへなり人
間五十年のじゆめうかきりありと
いへどもようじやうをよくもちゆれば
百年二百年のじゆめうもうたがふ
べからず此 理(り)をもつて世上(せじやう)をつとめは
検約(けんやく)はせたいのようじやうなり
忠孝(ちうこう)は臣子(しんし)の養生(ようじやう)也 惻隠(そくいん)
は主人(しゆじん)のよう生(じやう)也 恩愛(おんあい)は妻(さい)
子(し)のようじやうなり聖人(せいじん)五常(ごじやう)の
薬法(やくほう)を立給ふことみなかくのごとし
こればつかりは
まじめて止(とめ)て
おくも又け作者(さくしや)
のようじやう かもしらず
【下段】
曲𠅘 馬琴作【落款】馬琴
〽︎元旦から引札を
くばつたりおくれ
ばせのかきだしだと
おもはねへけり《割書:ヤア》
いゝが
〽︎めでたし〳〵
▲戯子(しばゐ)名所(めいしよ)圖會(づゑ)と申本
出板仕候これは三しばゐの
やくしやをめいしよに見
たておかしくつゞりなし候
ゑ入よみ本に御座候御
求め御覧可被下候
【左下の蔵書印】
羽州神山
増戸藏書