琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

骨董録 - 翻刻

骨董録 - ページ 38

ページ: 38

翻刻

琉球國事略   異朝の書に見へし琉球國の事 琉球は其國大小二つあり今の中山は其大琉球 の國也《割書:小琉球は中国に通る事なしと見へた|り某琉球の人に此事を問しに小琉球と》 《割書:いふ所は詳ならす今の大島の地を申せしにや|と申すこの説心得す異朝の書に小琉球は泉州の》 《割書:島に彭湖(ヒロンテ)といふ所と煙火相朢といひ又閩中の|鼓山に上て朢むへしといふ然は閩中に近き海》 《割書:上にある也大島ならんには閩を去る事數千里|を隔つまた朝鮮の書に小琉球の地は琉球の東南》 《割書:水路七八日か程にあり国に君長もなく人皆は|けたかく大にして衣裳といふもなく人死ぬれ》 《割書:は其親族あつまりて其肉をくらひ其かしらに|うるしぬりて飲器の器とすといふ事あり是も》 《割書:又信用に|たらす》古より中國に通せしことは聞えす隋煬 帝大業年中羽騎尉朱寛をして異俗を訪求めし む始て其國に至る其語言通せす一人を掠て還