翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

御誂染長寿小紋 : 3巻 - 翻刻

御誂染長寿小紋 : 3巻 - ページ 2

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【右丁】 御誂染長寿小紋 【左丁】 命(いのち)といふ字(じ)は誰(た)が書(かい)た。素服(しろむく)ぬいで見せさんせ。嗚呼(あゝ)あんまはり けんへきも。百万両(ひやくまんりやう)の分限者(ぶげんしや)も。大切(たいせつ)なは命なり。しんそ命を総(あげ) 角(まき)も。助六(すけろく)がために苦労(くろう)をすれば。命をちゞむることあり命あつ てのものだねなれば。金をのばさんより命をのばさんにしかじ。 命(めい)は食(しよく)にあり。餺飥餅(ぼたもち)は棚(たな)にあり。命(いのち)は養生(ようじやう)にあり。養(よう) 生(じやう)は心(こゝろ)にあり。一心命(いつしんいのち)の花繍(いれぼくろ)。のろくなるのはいらぬもの。長(ながく) てわるいが鼻(はな)の下(した)。ながくてよいが命なりけりさよの中山 餳(あめ) の餅(もち)より甘口(あまくち)な。此(この)草紙(さうし)をみて笑(わら)ふて命をのばし玉へと。 筆(ふで)の命(いのち)毛(げ)なが〴〵しく。かきつけ侍(はべ)り  享 和 二 年 壬 戌 春  山 東 京 伝 戯 記【印】