翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

御誂染長寿小紋 : 3巻 - 翻刻

御誂染長寿小紋 : 3巻 - ページ 7

ページ: 7

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【右丁】 【上段】 よの中に命ほどだい じなものはなけれども そのいのちとつりがへ なものはかねなり かねとつふやつがゑて は命にもおよふものにて かねにいのちをとられた ̄ト ことのむかしからかぞへつく しがたし 〽命はながいほどがよけれ どもとしよりて子なく かゝろふしまもなきみに てつけ〴〵とながいきする も又みじめなものなり これはひつきやう 命にてあしを からめられる だうりなり 〽わしがていしゆは 水くわしうりで こがない〳〵といつ てうりありき とふ〳〵子がなく てわしがこの さまになりました 【下段】 〽命とつりがへにせねは かねもちにはなられ ぬたとへ命にかへて もたゞほしいものは かねだのはがふ くりた 〽金にからみがかつ〳〵ごさ るおやの金をつかふときは かきやうむちうとひゞく なりおのか金をつかふとき はしじう滅亡(めつぼう)と ひゝくなり正 じきりち ぎの帳あい はかくべつき らくとかせく なりきひて おどろく人 もなし 【左丁】 【上段】 女はしうねんのふかきものにて へびとなりじやとなりしたりや しおほくだうじやう外のゑん ぎでもみなさまごそんじのこと なり女の一心のへびめがべにちよく をなめたねこのやうにくれ なひのしたをべろり〴〵と だしかけぬりだんすの びやうのやうなめを ひからせときすてた まるぐけのやうにの たつて男の命を とらんする かるがゆへにう つろゝき女を ほめて命とり めとは申すなり 〽すかぬことをは いわしやんすいかになが れのみじやとてもこゝろ にふたつはないわいなと ふるへごゑになつてほろ〳〵 とひざのうへゝこぼしたる なみだはあたかもへびのたまごのごとしそこでつひには 男の命をとりおはんぬなんぼうかおそろしき物語(ものかたり)にて候 【下段】 けいせいは よいから道 びをつかひて よりつかず きやくはあつ くなりもふ かへる〳〵と いふところを なんだへばか らしいとあ たまからのん でかゝる とかく 女は男 の命 とり なり