翻刻
に訟(うつたへ)の事ある兆(きさし)と占也
〇人の指(ゆひ)を屈(かゝむ)るをみれは其人に阻(へたて)ある事を主る
と占也
〇人の嘘気(ためいき)するを見れは其人又見る人ともに
かなしみうれへる事ありと占也
〇人の舌(した)を出すを見れは其見る人にかならす
物の是非(せひ)を正(たゝ )す事いてくると占也
〇人の背(せなか)を向れは其人又見る人ともにしはら
くの誤(あやま)りを防(ふせく)事ありと占也
〇人の臂(ひち)をかゝくるを見れは其人又見る人とも
にあらそひ奪(うは)事ありと占也
〇人の頭(かしら)をかき又 爪(つめ)の垢(あか)を取を見れは其人
又見る人ともにうれへる事ありと占也
〇人の足(あし)の動(うこか)すを見れは其人に出行のこゝろ
ありと占也
〇人の鏡(かゝみ)にむかふを見れは其見る人の身に公事(くし)
訴訟(そせう)に利ありと占也
〇人の大木を背負(せおふ)を見れは其 座(さ)に知恵(ちゑ)ある
人 居(ゐる)と占也
〇人の鏡(かゝみ)を磨(とく)を見れは其 家内(かない)に物のあら