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官版疫毒預防説 全 - 翻刻

官版疫毒預防説 全 - ページ 10

ページ: 10

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【右】 容れしむるより他に伎漏あることなし〇常に大氣通暢する 室内に在るとは患者の周圍一二歩の所に在る傅染す ること殆ど稀なり〇發黄熱は[多く卑濕の地に於て發する なり]寒冷の時に於ては全く瀰蔓すること能はず而して此熱 も痧病も不潔の氣ある所には甲處より乙處に漸々蔓延せ り〇是を以て身體衣服及び居室を清潔にし且 ̄ツ大氣を常に 流通せしむるの注意は常に此病を預防する的實の藥劑な り  注に曰居室を清楚にし新鮮氣を流通せしむる法を恐怖  すべき病既に目前に在る時のみ行ふは實に嘆息すべし 【左】  然れども時としては一瞬時の驚駭其既に久しく民間に  行はしむるを要する良藥《割書:居室の清潔新鮮|氣の流通を指す》を始めて理解  せしむることあり  荷蘭に於ても痧病の流行を防ぐに身體衣服及び居室を  浄潔にすること新鮮氣を交換することの二法甚だ偉功ある  ことは實に的切の例證を得たり〇此病許多の都邑に於て  必ず人家比々密接する處に起れり然るに少く意を用ゐ  て護身(ヤウジヤウ)の法則を行ひしときは其運行著しく減却せり〇  其諸般の例證の如きは井ンドゲンス[政管(スターテンゼイラール)の第二院に於  て]著述せる各地健全論と題せる有名なる書中に詳な