翻刻
【右】
身體熱し且 ̄ツ労倦するときは俄漸共に冷又濕を避くべし
看に右の所件は各人之 ̄レを行ふを要し又習慣し易きことな
るを
杉田玄端謹譯
【左】
コレラ病預防心法《割書:千八百五十五年版シカツトカ|―ムル第十巻二十四葉に出づ》
膓中異常に緩縦《割書:下痢する|の意なり》なるを覚ゆるときは速に醫家に
至り胗を乞ふべし是 ̄レ此の如き事よりしてコレラ病となる
ことあるを以てなり又醫家の命なければ䀋劑及び其他の劇
藥を用ふることなかるべし又麦酒葡萄酒若くは強烈の飲液
を多く用ふること勿れ誤用するときは此病を起すことあるべ
し又腐敗せる肉腐敗未熟の果物陳腐の魚菜を食ふこと勿れ
又断食すること久しかるべからず食事適量なるべし又甚し
く労倦することなく熱より急に寒に移ることなかるべし又濕
りたる衣を久服すべからず又體を浄潔にし且 ̄レ努めて足を