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【右丁】
けなくあたりたるほとかけかへされたる恩
も深き者也然に我等か御主せすきりしと
天狗の手より科人をからさを以てとりかへ
し給ふ事しゆうになし給ふ御恩の深き
事いくそはくの事ならんや
弟 きりしたんはくるすをいくさまにとな
ゆるそ
師 二様に唱る也○一には☩へるしなると云○二
には☩へんせると云也
弟 ☩へるしなるとは何事そや
師 右の大ゆひにてくるすのもんをひたいと
口とむねにとなゆる也
【左丁】
弟 其□【三】のもんを唱る時は何たる事を申上そ
師 ☩へるしい□【ぬ】んさんてくるしすていにみ
しすなふすちりすりいへらなふすてうす
なふすてる○このことはの心は我等かてうす
さんたくるすの御しるしを以て我等かてき
をのかしたまへと云心也☩へるしいぬんさん
てくるしすの一句を唱へてひたいにくる
すをむすふ也☩ていにみしすなふすちり
すの一句には口にくるすを唱る也りへらなふ
すてうすなふすてるの一句にはむねにくる
すをとなゆる也
弟 ひたいと口とむねと此三所にくるすを唱る