翻刻
【右丁】
弟 真にちかひをするとは何事そ
師 いつはりとしりなからせいもんをする事
又は真かいつはりかとうたかはしき事に
ちかひをなす事はてうすをきよごんの
証拠にたて申によてたとひかろき事なり
とももるたる科となる也
弟 すくなる事にせいもんをするとは何事そ
師 たとひ真なる事にせいもんをすると云共す
くなる事にあらすは其たいもくのしなに
よてもるたる科かべにある科かになる者也
たとへはもるたる科をおかさんとのちかひなら
はもるたる科となりへにある科をおかさん
【左丁】
とのちかひをなさはべにあるとなる者也
弟 いるへき時とは何事そ
師 たとひ真実にすくなる事にせいもんする
と云共いらさるとき時にちかひをなすは事に
よてもるたる科にはならすと云ともへ
にある科をもるゝ事あるへからす
弟 てうすよりほかに別の物にかけてせいもん
する事ありや
師 なか〳〵ありたとへはくるすへあと達にか
又は貴き事にかけてか我か命にか其外い
つれの御作の物にかけてちかひをする事
もあり