キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

ドチリナ・キリシタン - 翻刻

ドチリナ・キリシタン - ページ 5

ページ: 5

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【右丁】   は御一体のみにて在ます也○是即我等か   現世後世共にはからひ給ふ御主也○此御   一体をおかみたつとひ奉らすしては後生の   御たすけにあつかる事さらになし又此も   後生の道はきりしたんの御おきてのみ   にきはまる也 それによてきりしたんに   ならすんは後生を扶事有へからすと分   別しぬ 師 人間の事をは何と分別せられけるそ 弟 人間は色身計にあらすはつる事なき   あにま【注①】を持也○此あにまは色身に命を与へ   たとひ色身は土はいとなると云とも此あにま 【左丁】   はをはる事なしたゝ善悪に随て後生のく   らくにあつかる者也 師 よく分別せられたり☩かてきすも【注②】の信儀   のことはりより外にもきりしたんの知すして   叶はさる事おほき也 弟 其儀をうけ給れはこそ御教化にあつかり   たきとそんするなれ 師 是我等かねかう所也○まつきりしたんになら   るゝ事はいかなる人のしはさとかしれ   るや 弟 てうすのからさ【注③】を以きりしたんになる也 師 てうすのからさをもてとは何事そや 【注① アニマ(anima) ラテン語で生命や魂を意味する】 【注② カテキスモ 問答体の教理書】 【注③ ガラサ 恩寵・神のめぐみ】