翻刻
【右丁】
弟 其儀をこまかに分別せすねかはくは教へた
まへかし
師 てうすのからさを以とは我身父母御作の
ものゝ力にあらすたゝてうすの☩御ほん
たあてと御慈悲と又御主せすきりしと
の御功力を以きりしたんに成事也
弟 人々きりしたんにならるゝ時は何たる
位をうけらるゝそ
師 ☩へんさんの子てうすの御やうし天
の御ゆつりをうけ奉る身と成者也其故は
☩はうちすも【注①】をさつかる人々を此位にあけ
たまはんとおほしめすによて也
【左丁】
弟 きりしたんにあらさる人はいかん
師 ☩はうちすもをさつからさるによて御やうし
となしたまはす天の御ゆつりをはなし
給ふ者也
弟 きりしたんとは何事そや
師 御主せすきりしとの御教へを心中にひい
てすにうくるのみならすことはを以ても
あらはす人也
弟 何の故にか御あるしせすきりしとの御
教へをいひてすにうけことはを以てあら
はす人とはいはれけるそ
師 諸のきりしたん御主☩せすきりしと
【注① ハウチスモ bautismo 洗礼】