Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 23 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Smith-Lesouëf Japonais 23 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁】 にはせられて心ならす此地にきたれり ねかはくはめくみをたれてたすけさせた まへと申す女房たちのたまふやうみつから をの〳〵よのつねの人けんにても侍へらす おなしく仙家(せんか)のかすにありされはなんちら にこと葉をもかはすへきことならねともな むち【汝】おもひかけすこの地にきたるも又故 ありむまれてよりこのかた心にいかりを わすれ欲(よく)すくなくしやうちきにして物を あはれみ慈悲(じひ)ふかきそのまこと天理(り)にかなひ 【左丁】 こと故【事故=差しさわり】なくこのところにもきたることをえ たる也さらは仙境(せんきやう)の有さまをみせ侍らんに まつ溟海(めいかい)の水に浴(よく)せよとの給ふやすひこ 水に浴(よく)すれはかしけ【かじけ=やつれること】くろみしはたえ【皮膚の表面】はたち まちに色しろくこまやかにわかやきたり 又一りう【粒】のくすりをあたへてのましめた まふに安彦(やすひこ)をろかなるまよひのむねたち まちに霧はれてさやかなる月にむかふ かことくにて自然智(しねんち)【じねんち=自然に悟りをひらいた智】をそさとり     ける