翻刻
【右丁】
五の段【上段右から横書】
五三 加三 とは三を三十とし三十を五にわれば六ツになる三に三を
くはへて六とするなり
五四 加四 とは四を四十とし四十を五にわれは八になるゆへ四に四を
くわへて八とするなり
五進 一十 とは五を五にわればすなはち一なりよつて五をはらふて
一とするなり
六の段【上段右から横書】
六一加下四 とは一を十とし十を六ツにわれば六進一十として左に
一をわりつけ右に四のこるゆへなり
六二三十二 とは右の十四《割書:六二|の数》を二ツ重(かさ)ぬれば二十八と成此八を六進一十とわれば一の
けたは三十と成て下の桁(けた)に二のこるゆへ六二三十二といふなり
六三天作五 とは三を三十とし三十を六ツにわれば六進一十と五度
して五にわりあたるゆへすぐに天作五にするなり
六四六十四 とは右の六二三十二を二ツ
あわせたるものなり
六五八十二 とは五を五十とし五十を六にわれば六進一十と八度して
六八四十八引ゆへ右に二のこるなり
六進 一十 とは六ツあるのものを六ツにわれば
すなはち一なり
七の段【上段右から横書】
七一加下三 とは一を十とし十を七にわれば七進一十として右に三
のこるゆへ一をそのまゝ置て下へ三をくわへるなり
七二加下六 とは右の十三を二ツ
かさねたるなり
【左丁】
七の段【上段右から横書】
七三四十二 とは三を三十とし三十を七にわれば七進一十と四度して
右に二のこるゆへすぐに四十二とす
七四五十五 とは四を四十とし四十を七にわれば七進一十と五度して
右に五のこるゆへ五十五とするなり
七五七十一 五を五十とし五十を七にわれば七進一十と七度して
右に一のこるゆへ七十一とす
七六八十四 六を六十とし六十を七にわれば七進一十と八度して
右に四のこるゆへ八十四とするなり
七進 一十 とは七を七ツにわれば
すなはち一なり
八の段【上段右から横書】
八一加下二 一を十とし十を八ツにわれば八進一十として二残るゆへ
すぐに下へ二くわへるなり
八二加下四 右八一加下二を二ツ
合せたるなり
八三加下六 これも八一を三ツ合せ
たるものなり
八四天作五 四を四十とし四十を八にわれば八進一十五度にあたる
ゆへすぐに天作五とつくるなり
八五六十二 五を五十とし五十を八にわれば八進一十六度にあたり
すなはち二のこるゆへ六十二とするなり
八六七十四 六を六十とし六十を八にわれば八進一十と七度にあたり
四のこるゆへ七十四とす