東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

宝玉塵劫記 - 翻刻

宝玉塵劫記 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

【右丁】 【上段】  ○算法(さんばふ)用事(ようじ)略(りやく) 法(はふ)  割掛(わりかけ)ともに見合(みあわす)数也 目安(めやす)ともいふ 実(じつ)  法(はふ)をもつて割掛(わりかけ)すへき数(かす)のこと也 商(しやう)  あらはしたる数(かず)をいふなり 帰(き)  法(はふ)一 桁(けた)にて割(わ)ることなり 帰除(きじよ) 法(はふ)二 桁(けた)以上(よりうへ)にて割(わる)ことなり 因(いん・よる) 法一桁にてかけるをいふなり 乗(じやう)  法二桁以上にてもかける事也 自乗(じじやう) 同じ数かけ合すをいふなり 零(れい)  一桁 間(あい)のあく事をいふ合も同じ 折半(せつばん) 二ッに割るをいふなり 和(くわ)  幾数(いくつ)も合す事をいふなり併(へい)も同じ     余(よ)は略之(これをりやくす) 【下段】  ○古今(ここん)升(ます)之(の)寸法(すんはふ) 古升(こます) 径(わた)り五寸 深(ふか) ̄サ二寸五分    寸坪六十二坪五分 今升(こんます)《割書:わたり|四寸九分》  深(ふか) ̄サ二寸七分  寸坪六十四坪  八分二厘七毛 武佐升(むさます)  径(わた)り四寸六分五厘  深 ̄サ二寸三分九八  寸坪五十一坪  八分六厘 【左丁】  ○八算(はつさん)之(の)割声(わりごゑ)之(の)注解(ちうかい) 二の段【上段右から横書】 二一天作五 とは一ツのものを二ツにわれば半になる半は五なり十は五になる       二進一十を五度したるものなり 二進 一十 とは二ツのものを二ツにわればすなはち一なりよつて四には二度       六には三度八には四度十には二一天作五とす 三の段【上段右から横書】 三一三十一 とは一は十なり十のものを三ツにわるときは三進一十と三       度して左りに三ツ右に一ツのこるなり 三二六十二 とは右三一三十一を二ツ合せたるものなり二十のものを三に       われば六は三六十八のわり付になる二は右にのこるなり 三進 一十 とは三ツのもの三にわればすなはち一なりもし又一か二か残り       あればこゑをもつていつまでもわるなり 四の段【上段右から横書】 四一二十二 とは一は下(しも)の桁(けた)のためには十の位(くらい)なるゆへ此一を下(しも)のけたに詰(つめ)て置八を       二十と割ば一の桁(けた)二十と成て下のけたに二のこるゆへ四一二十二といふ也 四二天作五 とは二を二十とし二十四にわれば四進一十と五度するを       すぐに天作五とつくるなり 四進 一十 とは四ツのもの四にわればすなはち一なりもし五なれば一ツ       のこる六ツなれば二ツのこる七は三ツのこるなり 五の段【上段右から横書】 五一 加一 とは一を十とし十を五にわれば二ツになるゆへに一に一を加へて       二とするなり 五二 加二 とは二を二十とし二十を五にわれば四になるゆへ二に二を加へて       四とするなり