東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

宝玉塵劫記 - 翻刻

宝玉塵劫記 - ページ 23

ページ: 23

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【右丁】   ○杉なり俵づもりの事 【上段】 ○此杉なりの下のはへ八俵あり惣数 何程と問答卅六俵ありと云 右下ばへ八俵と置 是に九俵を掛れば    【俵積 図】 七十二俵と是を二ツに 割ば卅六俵と知る也或は下併(したばへ) 何程にても一俵増掛合二ツに割は惣数知る也 【下段】 ○杉形(すぎなり)下 併(ばへ)一俵増にかけ 二ツに割事は或は八俵の杉 形(なり) 二ツ合時は如此四方に成然ば 下八俵に一俵の止(とま)りかならぶ ゆへ合下九俵と成上は八俵也 是に依て俵一俵増事は何も同前 又二ツに割事は八俵に九俵を懸ば八九七十二俵と成      【俵積 逆俵積 図】            是は四方の           つもりなれるが【?】           半分はなきゆへ           二つにわる也 【上段】 ○長屋の下俵杉に積む有 尤上 低(ひく)きゆへ止(とま)り一俵にならず 八俵あり下のはへ卅俵也此杉何 ほどぞと問ふ答て二百十弐俵 ありと云法に下卅俵に一俵加へて高さ 八俵引ば残廿三俵あり是に下卅俵を 加へ五十三俵と成是へ高さ八俵をかくれば 四百廿四俵と成二ツに割ば二百十二俵と知る也 【下段】 【俵積み 長屋 松 挿し絵】 【左丁】   ○蔵の内の俵数を積る算 ○此蔵に積(つ)む所の俵数何程と問答曰弐千五百九十二俵入といふ術曰高サ二間 横二間掛れば四 坪(つぼ)と成是に長さ九間を掛れば卅十六坪と成是に一坪の法七十弐を 掛れば二千五百九十二俵と知る也但一坪に六十二俵半入ともいふ此(これ)を卅六坪に掛れば 弐千二百五十俵入也あるひは一坪に七十二俵入るともいふ也いづれ俵の大小又つみ やうによつてすこしづゝの相違(ちがひ)はあるへきなり   ○金にて銭の売買の事 ○金拾五両三歩あり金一両に付銭七貫二百文がへにして此代銭を問答曰 百拾三貫四百文也術曰拾五両三歩と置此三歩に金壱歩の永銭二百五十文 掛れば七百五十文と成に拾五両をくわへて拾五両七百五十文と成に相場七 貫二百文をかけて知るなり ○銭百十三貫四百文あり金壱両に付銭七貫二百文がへにして此金何程と問答曰 拾五両三歩也術曰百十三貫四百文と実に置相場七貫二百文を法にして割ば十五両と永銭 七百五十文と成也此七百五十文は金壱歩の永銭二百五十文三ツなるゆへに三歩と知る也