翻刻
【右丁】
ある番数は始めに去(さ)る子より何番目に去(さ)ると知る番数也たとへば五とあるは始より
五人目にさるといふ事なり十番は十人目と知るべきなり
○橋の入目銀割の事
○橋一ツの入目銀八貫弐百五十目を町中へ掛る時橋より
西に通り町五丁と横片原町二丁あり又東へ通り町三丁と
横町二丁あり町数合十二町にして右の銀いだす時先 西橋詰(にしはしづめ)
を高にして夫より末(すへ)五丁迄は次 第(だい)に卅匁づゝさげて出し片原
町一丁は橋詰(はしづめ)の返(ほと)り半分づゝ出し又東橋詰は西詰の返(ほとり)より
廿匁 少(すく)なく出し夫より次第(しだい)に三十匁づゝ末(すへ)三丁迄は
引て出し横町二丁は橋詰のあたりに是も卅匁づゝおとりて
出す積(つも)りにしては何(いつ)れも何程と問答曰西橋詰八百目
西片原町四百目づゝ同二丁目七百七十目同三丁目七百
四十目同四丁目七百十匁同五丁目六百八十匁◦東橋詰
七百八十匁東横町七百五十匁同三丁目七百弐十匁先
西の方一二三四東へ二又横町二是を合十五有是に
【川にかかる橋と両岸の丁と各々負担する銭高の挿し絵】
【左丁】
三十匁をかくれば四百五十匁と成これを銀高八貫
弐百五十匁にこみ又東丁数五丁に廿匁を掛れば
百匁と成是も銀高にこむ三口合八貫八百目有是を
惣数十一町を以われは西橋詰のあたり八百目と知る也
これも次第に引也右惣町数十二町有を十一町にわる事は
片原町□□ゆへなり
○立木(たちき)の間(けん)を積(つも)る事
○杣(そま)などはかくのごとく内股(うちまた)より
木(き)の末(すへ)を見(み)通(とふ)し
扨(さて)それよりその
つかへたる手(て)の所より
木の根本(ねもと)迄(まで)の間(あいだ)の
けんを打てみれば則 其(その)間(あいだ)
ほと木の長さあるなり
【杣の木を内股からのぞく男の挿し絵】