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【右側】
差越申候由申上置候今程御繁多之砌漂着船早速
御受取被成乍便難有仕合之由申候其館迄参可然
由に付差図ノ通上下着半平同道仕参上仕候御取次
高橋吉右衛門と申仁被達御耳候処折節御出被成時分にて
即刻御達被成被仰聞候は漂着船被入御念被送遣
請取申候先頃唐船漂着候刻も何角唐船に結
構被仰付候由今度之漂着船にも酒肴飯米薪等迄
所々にて被下候通唐人とも委細申候て承候依之唐
人共手前にも礼に被参候結構成被仰付様にては候得共
追ては左様に不被仰付候ても不苦儀にて此段罷帰可
【左側】
申上由被仰聞候事
一六月朔日田介に汐繋仕候刻半平ゟ飛船を以申
越候は質唐人長崎着之砌船内 公儀より稠敷
御改候て乗組警固之者帯をとらせふるわせ桟之
底迄さがし被申儀に候間私共質唐人船に乗組
居申候は早々質唐人小船に乗せかへ為警固足軽
弐人右之船に乗せ長崎へ乗込申様に無御座候ては
爰元之首尾悪敷候此段福岡へ言上仕候ては延引
申候間早々乗組替可申由申来候付則如差図共
丁立小早に質唐人乗せ替申候尤不寢番等仕儀