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【右側】
一長崎へ唐船被送遣候儀例は為警固番頭壱人御足軽
頭両人宛被遣候へ共監物殿被仰下何方よりも軽侍弐人
にて送来候此方被仰付御念入れ申候間重ては番頭衆
被遣に不及候由御内意に付今度は番頭不被遣御足軽頭
岡沢五郎右衛門槙惣大夫警固被仰付并いしや壱人被
差添被遣事候此段何方へも被申上儀にては無之候へ共
各為意得申入候
一長崎へ唐船送参候節今迄は質人を取不申候へ共
何方より送参候も質人を取参候此方ゟも向後は
質を取被送遣可然由先日唐船送参候節長
【左側】
崎にて小林四郎左衛門承参候質人と申儀は唐人を一人
にても弐人にても取此方警固船に乗せ参候是は唐船かけ
ぬけ不参ため右之通仕事之由候いかにも尤成事
候故今度は質唐人を取送参事候此段も何
方へも被申上儀にては有之間敷候へ共各迄申入事候
一松平信濃様へ右唐船之儀御口上にて可被申上候
一河内守様小笠原遠江守様立花飛騨様甲斐庄
飛騨殿へ無別条船之儀候間差立被仰達には及ましく候
作兵衛九左衛門にて右之御方へ伺公候節不差立様に
被申上候得との御事候可被得其意候