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コレクション: 養蚕の書

開明養蚕往来 - 翻刻

開明養蚕往来 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

初(そめ)より吾身(わがみ)常(つね)に袷(あわせ)ニ(に)而(て)寒(さむ)き心持(こゝろもち)ニ(に)而(て)陽(やう) 気(き)を取(とり)若(もし)掃時節(はきじせつ)暖(あたゝか)なれば高窓(たかまど)或(あるひ) は仕切(しきり)の戸(と)を明開(あけひら)き涼(すゞ)しく掃(はく)べし家(いへ)の 西(にし)には木(き)を植(うへ)並(なら)べ夕日(ゆふひ)を除(よけ)又(また)雨(あめ)降(ふ)り 寒(さむき)強(つよく)く【衍】綿入(わたいれ)重着(かさねぎ)致(いた)す共(とも)凌(しの)ぎ兼(かね)る 時(とき)は蚕(かひこ)の側(そば)少(すこ)し離(はなれ)屏風(びやうぶ)を立(たて)内(うち)の仕(し) 切(きり)を明払(あけはら)ひ二間(にけん)程(ほど)隔(へだて)火(ひ)を可(べし)_レ焚(たく)但(たゝし)天(てん) 井(じやう)下(した)悪(あし)くして陽火(ほのか)に包(つゝま)る時(とき)は即時(そくじ)に減(げん) ずる者(もの)也(なり)惣而(そうじて)午後(ごゞ)二時(にじ)桑(くわ)一度(いちど)同(おなじく)八時(はちじ) 一度(いちど)懸(かけ)べし毛蚕(けこ)には昼(ひる)数度(すど)掛(かけ)べき也(なり)其(その)砌(みぎり) 竹箸(たけばし)にて手広(てびろく)可(べし)_レ致(いたす)獅子(しし)鷹(たけ)【ママ】暑(あつ)さの節(せつ) は南窓(みなみまど)有(ある)_レ之(これ)家(いへ)は不(ず)_レ残(のこら)明広(あけひろげ)休(やすま)すべし南(みなみ)