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コレクション: 養蚕の書

開明養蚕往来 - 翻刻

開明養蚕往来 - ページ 5

ページ: 5

翻刻

浄(じやう)第一(だいいち)にして夫妻(ふさい)及(およ)び僕婢(ぼくひ)に至(いた)る 迄(まで)詞(ことば)を乱(みだ)さず家内(かない)親睦(むつま)しく活(いき)たる 神(かみ)の其家(そのいへ)へ至(いた)り給(たま)ふと心得(こゝろえ)欲念(よくねん) 罵詈(ばり)【左側振り仮名ノヽシル】無(なき)_レ之(これ)様(やう)慎(つゝし)み肝要(かんえう)也(なり)然(しか)れば 文字(もんじ)にも天(てん)の虫(むし)或(あるひ)は神(かみ)の虫(むし)共(とも)書(かき) 伝(つた)ふる也(なり)尓(しか)れ共(ども)諸人(しよにん)多(おゝ)くは純粋(じゆんすい)の 種元(たねもと)を撰(えらま)ず蚕(かひこ)は其年(そのとし)の運(うん)に 寄(よる)と心得(こゝろえ)我(わが)誤(あやま)りを知(しら)ず総(そうじ)【惣】而(て)蚕(かひこ) を外(よそ)にし不作(ふさく)の後(のち)色々(いろ〳〵)の痴情(ちじやう)を発(おこ)し 他(た)の繁昌(はんじやう)なるを憎嫉(ねたみ)或(あるひ)は種元(たねもと)を 恨(うら)み家内(かない)の不機嫌(ふきげん)皆(みな)主人(しゆじん)の愚(ぐ) なる故(ゆへ)也(なり)兎角(とかく)我分限(わがぶんげん)より余慶(よけい)掃(はく)