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コレクション: 養蚕の書

開明養蚕往来 - 翻刻

開明養蚕往来 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

可(べか)らす多(おゝ)くは種(たね)欲(よく)を加気(かわき)蚕(かひこ)盛(さか)りの 時(とき)に至(いた)り諸道具(しよだうぐ)人手間(ひとでま)不足(ふそく)ニ(に)而(て) 自然(しぜん)と粗漏(そろう)になり或(ある)ひは農事(のうじ)に 障(さは)り又(また)は桑(くわ)不足(ふそく)成(なる)年(とし)は養詰(かひつめ)て 無(なく)_二是非(ぜひ)_一若蚕(わかご)を揚(あげ)繭(まゆ)散々(さん〴〵)に致(いたす) 損失事(そんしつこと)【ごとヵ】あり是(これ)皆(みな)欲(よく)より発(おこ)る也(なり) 都而(すべて)䗝(かひこ)の失(しつ)は油断(ゆだん)より成(なる)もの なれば掃初(はきそめ)てより後(のち)は人(ひと)の所(ところ)へ行(ゆき) 長咄(ながばな)し不(ず)_レ致(いたさ)又(また)手前(てまへ)へ人(ひと)来(きた)らば 無礼(ぶれい)を断(ことわり)仔細(しさい)を告(つげ)猶(なほ)手入(ていれ)を 怠(おこた)るべからず只(たゞ)養蚕(かひこ)片時(へんじ)の油(ゆ) 断(だん)より失(しつ)を生(しやう)じ不慮(ふりよ)の難(なん)にて