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コレクション: 養蚕の書

開明養蚕往来 - 翻刻

開明養蚕往来 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

少(すこ)しも落(おち)ざる品(しな)本場(ほんば)の桑(くわ)にて 念者(ねんじや)の養製(やうせい)したる上種(じやうたね)と知(しる)べし 或(あるひ)は種(たね)不(ず)_レ冴(さへ)村(むら)に重(かさね)小粒(こつぶ)にて 赤色(あかいろ)に見(み)へ又(また)者(は)地(ぢ)〆(しま)らず粒(つぶ)抜(ぬけ) たる所(ところ)あり或(あるひ)は一所(いつしよ)に重(かさね)曇(くも)り 油気(あふらけ)なく微(すこし)障(さはり)ても破羅々々(ぱら〳〵)と盈(こぼ) るゝ種(たね)大下品(たいかひん)と心得(こゝろえ)又(また)種(たね)大粒(おほつぶ) にて色(いろ)青(あお)きは夏蚕種(なつこだね)と知(しる)べし 春蚕(はるこ)は譬(たとへ)青色(あおいろ)なり共(とも)白粉(しろこ)を 吹(ふき)て小粒(こつぶ)なり其外(そのほか)再出(さいで)多(おほ)く又(また) 跡実(あとみ)沢山(たくさん)なるは暖(あたゝか)なる家(いへ)にて蚕(こ) 尻高(じりたか)く歟(か)或(あるひ)は上棚(うはだな)に揚(あげ)暑(あつさ)に中(あたり)