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コレクション: 小倉百人一首

小倉抄 - 翻刻

小倉抄 - ページ 8

ページ: 8

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 あまの原    唐明刕にての哥也天文道ト云ハ司天台トテ天地ノ変ヲ司    トル官也    ふりさけみれはトハひつさけてみれは也明州の月も又春日山    にてみたるも月は同し月にて侍るそと也フリサケはふりあふい    てみる也頭をめくらしてみるは非説也当流は振放(フリサケ)トモ云放はホシヰ    マヽトモヨム也天地ヲ手裡ニ入テ也只はフリサケミレハトハいはれす三笠    山と云は神国といはんため也       喜撰/法(ホウ)師 是ハ哥ノ式ヲ作タル者也宇治ニ住也三室戸也 古  わかいほは    世をうき山と人はいへとも我は住つけたる心かさやうにもなき程に誰も    住つかねはさやうにもあるべし【此四字左に見消「:」】あれ/に(と)【「に」左に見消「:」】も住つけはたくいなきそと也云なり    の心はいへともと云心也いへともいはん事をきこへぬやうに云也とよみ    たるによりて古今の序にも貫之か書たるは秋の雲(月)【「雲」左に見消「:」】の暁の雲に    あへるかことしと書たる也       小野小町 出羽郡司小野ノヨシサネカ女(ムスメ)也出羽ノ国ノツカサ也    花の色は  此哥面は花をみん〳〵と云て由断したる間に雨にちりてえみぬと云心也  又我身の年よりたるを我姿なれとも一日〳〵となかめたる間に年も寄  たると云心也古今第一ノ哥ト云也に文字四アレ共耳ニ立ヌ也此哥一二の句簡要也                   蝉丸    これやこの  会者定離の心也逢者はハナレ生ル者は死スル心也相坂に居たる人ナルニ依  テ逢坂ノ関ハ知モしらぬも行帰か其躰は只会者定離の躰そと也  是ニハわかれてはトアリ後撰ニハ別つゝトアリ別ては知もしらぬもとつゝくへき  也是や此ト云タルハ相坂関ヲ治定シテ也万法一に帰スル心アリ宝鑰ニ云  生々々々暗_二生始_一死々々々暗_二死終_一云ヲ引ク来々人不知行に人不知ト云ヲモ引                   参議篁    わたの原  和田の原は海也八十嶋はあなかちに八と云心はなけれともいかほとも嶋〳〵のある  躰也八重要なとゝ云心也嶋〳〵の多キ所ヲ漕舟と也釣舟ならてはさすらへ  の道すからをみる物もなき程に如此あるそと人につけよとの躰也此篁隠