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コレクション: 松平文庫

温古集 五巻 - 翻刻

温古集 五巻 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

  敷上之橋縁【椽】【椽のようにみえるが意味的に「縁」】之上へ上らぬ屋敷ハ珍敷よし  一又此以前   元禄十四巳年八月之留写   御国前代未聞之大水出従是後川々埋り   洪水毎度有之芦田図書屋敷縁【椽】之上江   乗けれハ此時迄ヶ様之水ハ無之処今度之   水ハ板敷之上へ不残上り候然処其後板敷へ   上り候事度々有之よし或人之家を寛文十一   年ニ普請致候節昔より大水を致吟味候処   其頃四十年以前大水出候程を考それ程の   水には板敷の上へハ上り不申様ニいたし候ニ此度   之水板敷へ八九寸上り申候然れハ七十年以来   の大水なるに其以後三十八九年之間ニ同様之   水三度も出申候川々高く成候も実説なるが 【新屋敷、上之橋は地区名、縁は椽とも書く】