翻刻
変して出れハ則震 停(トマ)るなり
地震之徴
震セんとする時夜間に地に孔(アナ)数々出来て細き壤(ツチクレ)を
噴(フキ)出して田鼡口(ウコモツ)ごとしと是 土龍などの持上るの
類ならん歟
又老農野に耕(タカヘ)す時に煙を生ずることきを見て
将に震せんとするを知ると
又井水ニハかに濁の湧も亦震の徴なりと天文考要
又世に云伝ふハ雲のことくなるハ地震の徴なると是
雲のごとく見ゆるなり
地震の和名をゐと云和漢三才図絵iはなへとあり
なゐの仮名然るべから無と
季鷹翁の説になハ魚にてゐハゆりの約(ツヽマ)りたる
にてなゆりといふ事ならむ歟魚の尾 鰭(ヒレ)を動