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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 13

ページ: 13

翻刻

かすごとく動揺するを形容して名目とせるかなゐふるとは 重言のやうなれどもなゐは名目となれはなるべしと是 をもて思へは誠に小児の俗説なれとも大地の下に大 なる鯰(ナマヅ)の居るといふも昔より言伝へたる俗言にや 又建久九年の暦の表紙に地震の虫とて其形を 画き日本六十六州の名を記したるもの有俗説なるべ けれとも既に六七百年前よりかゝる事もあれは 鯰の説も何れの書にか拠あらんか仏説には龍の所 為ともいへり古代の説は大やうかくのごときものなるべし 三代実録仁和三年地震の条に京師の人民出蘆 舎居于衢路云々こたひの京沙のありさまもかくのごとく いと珍らかなり 地震に付て其応徴の事なとは漢書晋書の 天文志などには其応(オウ)色々記しあれとも唐書の