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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 16

ページ: 16

翻刻

の小円の中に留れり是を以て震動する所の微少なると 地球の広大なる事を思ひはかるべし 一愚按ずるに天地中造化皆本にして末あり本とハ根本にして 心(シン)なり心とハ震動する所の至て猛烈(ハケシ)なる所をさす其心(シン)ゟ 四方へ散じて漸く柔緩(ユルク)成を末とすしかれハ東ゟ揺(ユリ)来る に非らず西ゟ動き来るにあらず其心(シン)より揺(ウゴキ)初て四方に 至り其浪ハ段々微動にて畢るならん今度震動する所 京師を心として近国に亘(ツタ)り末ハ東武南紀北越西四国 中国に抵る又京師の中にても西北の方心なりし也其時東 山にて此地震に遇し人まづ西山何となく気立升りて 忽市中土烟をたてゝ揺来り初めは地震なることを知れりとなり 亦地震に徴(シルシ)ある事現在見候所當六月二十五日日輪西山に 没する其色血のごとし動七月四日月没する其色亦同じ 和漢合運云寛文二年壬寅三月六日ゟ廿日迄日朝夕