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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

むかひてたつハ常なりいつれも常ニあらざるハ微とやいはん 又はじめニいへる地震の和名なゐふる季鷹大人なハ魚 成といふ説二よりて古図を得て茲ニ出す是図こよミの初ニ 出して次ニ建久九年《割書:つち之え | むま》の暦凡三百五十五ケ日と有余ハ是を 略す伊豆の国こゆり珂古ゆり杉崎村寺地ふるき唐紙 の中ニ出る摺まきの磨なりとぞ 蒐記享保九年之御話ニ言く昔四方市といへる盲人は名 誉の調子聞にて人の吉凶悔吝を占フニ少しも違ふこと なし応山ヘハ御心やすく毎々参りて御次々伺候をし 而晩年ニ及ひて申せしハ由なきことを覚えて甚くやし 終日人ニ交する毎に其人の吉凶ミな耳にひゞきて いとかしましと申けるよし去ほどに度々の高名挙て かぞへかたし此四方市朝風に起て僕を呼び扨々あしき