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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 32

ページ: 32

翻刻

の見ゆる成又曰電光有て後ニ暫くして音を 発するにハ雲気之つゝむ事徴がゆへ激怒もゆるく 落る事なし空気包む事薄きがゆえニ電 光早く雲竅をこえてくもニ映ずる也 又雷鳴と電なきは爆火の気雲気之包む事 厚がゆえ電光之発すべき透間なく只雷声ノミ 発す又雷電(カ)とも同時ニ発すれバ落ざる物或ハ上へ とび或横へ裂或ハ斜ニ発して其気空中ニて消散 物成又鑚雷といふものあり是ハ細やかにして火焔 のごとくそらを鑿(カゞツ)て過(スル)る也又湃雷といふ物有 是ハ落ち物に触ても撃ずたゝ焼きちらすはかり成 焼雷と云ハ陰陽爵怒之気也地ニ悪気有て是を 感じ会する時ハ鳴震也落る処ニ火之跡をとゞむ 毒ある所ハどくを去どく無所ハ毒を留むといへり