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コレクション: STAGE1

諸国大地震大津波一代記 - 翻刻

諸国大地震大津波一代記 - ページ 33

ページ: 33

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以上雷の説陰陽之理をおして説といへとも素り 天地之変化きハ真理なかれば強て諸説に泥むべからず 易ニハ震之卦を雷とすそれ硫黄焔硝ハ火を 発すれども地中之陰物ニて陰火也天の陽火ニ 遇て始て発激す鉄砲之玉薬ニ麻がらの灰を和する も陽火を添る理成されバ震之卦の図略二陰ハ硫黄 焔硝成一陽ハ陽火也此理を察て諸葛孔明 が地雷火之法或は鳥砲之類も震雷ニならひ 工夫し出セる物なるべし 法苑珠林ニ曰雷ハ 本形なし豕(イノコ)のごとき物有て雷を好地ゟ出て雷ニ 従ふとこの説拠有山獄之陽ニ近き土地に怪獣 ひそミ居て雷鳴のとき雲気ニ乗じてそらに 昇り雷に従ひ其落る時も共ニ従ひて落人 雲につゝまれ昇る其故ニ雷之落し跡ニハ爪痕